入学祝いは、これから始まる子ども達の新しい生活を祝う特別な贈りものです。しかし、渡すタイミングを間違えると、相手に戸惑いを与えたり、うまく気持ちが伝わらないこともあります。
本記事では、小学校から大学まで、それぞれの入学祝いを渡す適切な時期や注意点を詳しく解説します。
正しいタイミングで贈り、祝福の気持ちをしっかりと伝えましょう。
目次
入学祝いを渡す時期が大切な理由
入学祝いは「新しい生活の始まりを応援する」という意味を持つため、入学式前に渡すことが望ましいです。
しかし、相手の年齢や状況によっても、渡すのに最適な時期は異なります。入学祝いを心から喜んでもらうためには、相手の状況を十分に考慮し、最適なタイミングを選ぶことが大切です。
タイミングを間違えるとどうなる?
入学祝いを渡す時期を誤ると、お祝いの気持ちが相手に十分伝わらず、困惑や気まずさを生む可能性があります。
早すぎると子どもの進学先が未確定で、受け取る側に戸惑いや負担を感じさせる場合があります。反対に、渡すのが遅すぎると、入学祝いとしての意義が薄れ、単なる贈りもののように思われてしまうかもしれません。
卒業祝いとの違いを意識する
入学祝いは「新しい生活の始まりを応援する」ためのものであり、卒業祝いは「これまでの努力をねぎらい、新たな門出を祝福する」ためのものです。
この違いを踏まえ、入学祝いは進学先が確定してから渡すことが重要です。一方、卒業祝いは卒業式の直後から1週間以内に贈るのが適していますが、受験や就職活動で相手が忙しい場合は多少遅れても問題ありません。
なお、卒業祝いと入学祝いは贈る時期が近いこともあり、どちらを贈るか迷った場合は、一般的に入学祝いを優先する傾向があります。
小学校、中学校、高校、大学で変わる入学祝いの渡し時
入学祝いを贈る際に最も重要なのは、進路が確定してから贈ることです。 特に受験生の場合は、合否が判明するタイミングを意識することがポイントです。
ここからは、小学校、中学校、高校、大学への入学における一般的な贈る時期について解説します。
小学校の入学祝い
小学校の入学祝いは、3月上旬から中旬に渡すのが理想的です。小学校の入学はすでに決まっているため、この時期に贈れば入学準備に役立ててもらえるでしょう。
3月は入学準備が本格化し、多くの家庭で文房具などの購入が始まる時期です。
そのため、祖父母や親戚からの入学祝いが早めに届くと、保護者は余裕を持って新学期の準備を進められます。
中学校・高校の入学祝い
中学校や高校の入学祝いを贈る際は、卒業式や入試スケジュールを考慮することが大切です。特に受験生の場合は、合格発表を待って贈るのがマナーです。
贈るのに最適なタイミングは、進路が決まっている場合は卒業式直後、受験がある場合は合格発表後から3月下旬までの間です。3月下旬であれば進学先が確定していることが多く、相手も安心してお祝いを受け取れるでしょう。
大学の入学祝い
大学入学祝いを贈るタイミングは、入試のスケジュールによって異なります。入学する大学が決定してから贈るのがマナーです。
推薦入試では12月 頃に合否が決まるケースが多く、結果が出たタイミングで早めに渡しても問題ありません。
一方、一般入試や大学入学共通テストを受ける場合、贈りものを渡す適切なタイミングは「3月下旬以降〜入学式直前」となります。特に国・公立大学だと合否発表が3月中旬や下旬 になるケースも多いため、早めに渡してしまうと、まだ結果が出ていない可能性があります。
遠方への進学が決まっている場合は、渡しそびれを防ぐため、郵送や早めの手渡しを検討してもよいでしょう。また、大学生は新生活の準備で出費が増える時期です。現金や実用的なプレゼントは特に喜ばれる傾向があります。
入学祝いの金額相場やマナーは?
入学祝いの金額相場や贈り方のマナーを事前に知っておきましょう。以下に、一般的な金額相場とマナーのポイントを紹介します。
金額相場の目安
小学生 | 5,000~30,000円 |
---|---|
中学生 | 10,000~30,000円 |
高校生 | 10,000~50,000円 |
大学生 | 30,000~50,000円 |
特に祖父母から孫への入学祝いは高額になる傾向があります。
詳しい相場については、以下の記事をご覧ください。
関連記事:入学祝いの相場は?贈り方やマナー、おすすめギフトを解説
入学祝いのマナー
新札の準備:
入学祝いには新札を用意するのが基本です。
のし袋の選び方:
紅白の蝶結びの水引がついたものを使用します。表書きには「御入学祝」と記し、水引の下に送り主の名前を記入しましょう。
入学祝いの基本のマナーについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:入学祝いの書き方マニュアル|のし袋選びから基本のマナーまで解説
入学祝いを渡しそびれたときの対応について
もし入学祝いを渡すタイミングを逃してしまった場合でも、適切に対応すれば問題ありません。
相手の進路がわからなかったなどの理由で贈る時期を逃してしまった場合は、できるだけ早めに、お祝いと共にお詫びの言葉を添えて贈ります。
入学式後1ヵ月以内、遅くともゴールデンウィーク前までであれば、入学祝いとして贈っても問題ありません。
また、遠方に住んでいる場合や直接手渡すことが難しい場合は、郵送で贈るのもよい方法です。
まとめ|入学祝いを贈る時期を知って、祝福の気持ちを届けましょう
入学祝いを贈るタイミングや贈り方次第で、相手に与える印象や気持ちの伝わり方が大きく変わります。本記事を参考に、小学校から大学までの進学状況に応じて、適切な時期に贈るよう心がけましょう。
また、入学祝いとともに、プチギフトを添えることで、より心のこもったお祝いができます。
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