上司へ贈るお中元の相場は?基礎知識や注意点も解説

2024年5月10日

上司へ贈るお中元の相場は?基礎知識や注意点も解説

お中元ギフトの相場は、3,000円から5,000円 が一般的です。なかでも日頃お世話になっている上司へのお中元について、適したギフトや相場、基礎知識を紹介します。お中元を贈る際に気を付けたい注意点も解説しています。

社会人になると、お中元の贈り方やルールについて悩むケースも少なくありません。そのなかでも、上司へのお中元に関しては、贈るべきかどうか、品物や金額についてどうすべきか迷ってしまうでしょう。

そこで今回は、社会人としてのお中元マナーに焦点を当てて、上司へ贈るお中元の相場や注意点を解説します。

お中元を上司へ贈ったほうがいい?

お中元は日頃の感謝の意を伝えるため、目下から目上の方へ贈ることが一般的です。そのため、お世話になっている上司へ、季節のあいさつとともに贈ってもよいでしょう。

しかし、必ずしも上司へお中元を贈るべきと決まっているわけではありません。会社の風習や個々の関係性をよく考慮し、適切な方法で贈ることが大切です。

「虚礼廃止」のルールがあるか確認する

虚礼廃止とは、表面上だけで心のこもっていない儀礼をやめるという意味を持ちます。会社内でほとんど顔を合わせない人への形式的な贈り物よりも、職務に励んで欲しいという企業の意向です。

近年では、社内コミュニケーションや業務効率を重視し、年賀状やお中元などを禁止する会社も増えています。上司にお中元を贈るなどの行為も、企業の方針によってはルール違反となってしまいます。

礼儀を守るのも大切ですが、まずは企業のルールを確認しましょう。

上司へ贈るお中元の相場は?

一般的なお中元の相場は、3,000円から5,000円程度 です。関係性によりますが、少し上乗せしても問題はありません。しかし、あまりにも高価なギフトを贈ると、相手も気を遣ってしまいます。負担にならないよう適切な金額のギフトを選びましょう。

なお、上司へのお中元はお世話になっている部下やチーム連名で贈るケースも多いでしょう。複数人で贈れば1人あたりの予算は抑えつつ、高額なギフトを選ぶこともできます。上司に喜んでもらえるギフトの予算に悩まれたら、連名で贈ってもよいでしょう。

上司へお中元を贈る際の基礎知識と注意点

お中元は上司や取引先に関わらず、贈る際の基本的なマナーは同じです。

お中元の正式なマナーは、贈り先の自宅に訪問してお礼とともに渡すことです。会社で毎日顔を合わせるからといって、会社にお中元を持って上司に渡すのは避けましょう。上司の都合のよい日時を確認してから、お中元を持参します。

ただし、忙しかったりスケジュールが合わなかったりする場合は、配送でも問題ありません。配送する際には、事前に送り状を出し、贈ったことを相手に伝えるなど、マナーを守るようにしましょう。

お中元の時期の違い

お中元を贈る時期は、全国的には7月から8月中旬までが主流です。ただし、エリアによっては旧暦で行う場所もあるため、事前に上司が住んでいるエリアを確認することが大切です。

具体的には、7月1日から7月15日 は、東北・関東・北陸の一部エリアでお中元を贈るのに適しています。一方、北海道や東海・関西・中国・四国、北陸の一部エリアでは、7月15日から8月15日 です。

また、沖縄では旧暦の7月13日から7月15 日、九州では少し遅い8月1日から8月15日 です。ただし、沖縄地方のお中元時期は毎年異なります。旧暦、新暦カレンダーで日程を事前に確認しましょう。

北陸地方はエリアによって、さらに贈る時期が細かく分かれています。新潟県などは7月1日から7月15日 、富山県などは7月15日から8月15日 が贈るのに適した時期です。とくに石川県内では、金沢エリアと能登エリアによって時期が違うので注意しましょう。

お中元の時期が過ぎてしまった場合は「暑中見舞い」「残暑見舞い」として贈りましょう。

毎年贈るのが負担になる場合

お中元を毎年贈るのが負担だと感じる場合は「御礼」の名目で贈ることで、継続しなくてもマナー違反となりません。

前提として、お中元には末永いお付き合いを示し、相手への感謝の気持ちを表すギフトなため、贈り始めたら継続するのがマナーです。なぜなら、だからです。

仮に、お中元を贈らない年があると「何かあったのか」と相手に余計な心労をかけてしまいかねません。相手に不安を与えないためにも、一度贈り始めたら毎年贈ることが大切です。

また、お中元を贈る場合は、年末のあいさつであるお歳暮も贈ります。両方贈るのは負担が大きいと感じる場合は、1年間の感謝の意を伝えるお歳暮のみを贈るとよいでしょう。

贈るのに適さない品もある

上司に贈るのに避けるべき品物を紹介します。まず、目上の方に現金を贈るのはマナー違反です。同様に、金券や商品券などのお中元も避けた方が無難です。

ほかにも、贈る相手が食品や飲料メーカーに勤務している場合、競合メーカーの品を贈るのは適していません。代わりに、別ジャンルの贈り物を選ぶのがよいでしょう。

また、お中元の定番である食品ギフトも賞味期限が短いものや、相手が好まない食品は避けましょう。贈るタイミングや品物選びに気を配ることが大切です。

 

こちらの記事では、取引先に贈るお中元について解説しています。贈る時期やおすすめのギフトも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

まとめ

上司へ贈るお中元は、尊敬や感謝の気持ちを込めて、高品質でセンスのあるものを選びましょう。同じ価格帯なら、数の多さよりも特別感のある品がおすすめです。とくに「遠くから取り寄せた」「素材や製法にこだわった」などの品は喜ばれます。

また、マナーを守りつつ丁寧に選んだ贈り物は、職場の評価にもつながります。新社会人でも恥ずかしくないマナーや心遣いを学ぶことで、ビジネスシーンでの活躍に役立てましょう。

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